SQLer 生島勘富 のブログ

RDB・SQLの話題を中心に情報発信をしています。

なぜごり押しなのか。

 私は妥協点をほとんど出しません。なぜそんなに頑ななのか?その答えは単純です。

 SQLを使うか、使わないかでは以下の様なグラフになります。

 しかし、多くの人達は以下の様なイメージ上で、議論を行っています。

 皆さんがある程度許せるという妥協点は赤丸のあたりになってしまいます。

 普段、O/Rマッパーを使ってどうしてもパフォーマンスが出ないので一部にSQLを使うとか、パフォーマンスのために複雑なところをストアドプロシージャにするというのが、この辺の話になります。ハードが良くなったとか、ナンチャラというフレームワークができたとかも、ほぼ、このグラフの範囲を抜けていません。

 その範囲を抜けてないと、パフォーマンスは上がっても工数が落ちたりします。その先は全く見えてないから、とてつもなく落ち込んで見えてしまいますし、全体として効率は落ち込むと感じてしまうわけです。

 結果として、私の考える効率のグラフとは連続性がなく、こんな風になってしまいます。

 皆さんが沈み込んだグラフを感じ怯えて、沈み込む前の地点で妥協点を探しているのですからグラフは切れてしまってます。グラフに連続性がないため、残念ながら妥協点はないのです。

 妥協点がないので、諦めるか、ごり押ししかない。

 大幅に改善することは、グラフの向こう側に到達した人に取っては当たり前のことなので、簡単に諦めることはできないのです。