SQLer 生島勘富 のブログ

RDB・SQLの話題を中心に情報発信をしています。

PL/SQLのカバレッジツールを作ろう3

 思っていた内容にはならなかったけれど、SYS.DBMS_PROFILER パッケージを別操作で起動してカバレッジの情報を収集しておいて貰えれば、そこから集計することは可能です。当初の見込みではセッションを超えられると思っていたので、見込み違いでがっかりですが、数時間できることなのでエクセルで簡単なプログラムを作ってみた。

 ダウンロードはこちらから。 カバレッジツール.zip 直
 ※ Office2007(2003モードで保存) + Oracle 10g Express でテストしていました。他のバージョンは試していません。参照設定でADOも追加してください。

 PL/SQLのソースの表示にはサクラエディタを使うようにしているが、他のエディタでも工夫次第で動くのではないかな。

 ソースは公開しているけれど、まあ、小さいプログラムですしかなり横着して作っているので、「汚いな〜」とか、「ファイルの存在チェックぐらいしろよ」とか思うことはあるでしょう。数百行で誰でも直せるレベルなので好きに直しておくれやす。テストもあんまりしてないので、絶対にバグはあるから使う前に自分で見直してくださいね。

 本当は引っかかった行の色を変えたり、ブックマークしたりしようとしていたのですが、面倒くさいのでやめました。やりたい人はご自身でがんばってください。

 SQL Serverも似たようなAPIがあるかもしれません。見つけたら簡単なので作るけど……。

 弊社でOracleを使うことはないと思うけれど、使うことになったら、このマクロももう少しブラッシュアップして使おうと思う。

 ツールメーカーの皆様、これぐらいは簡単なので、是非、製品に組み込んでください。カバレッジがないから使えないとか、くだらない言い訳の元は断ちましょう。

 よろしくお願いいたします。