表現の自由と規制 - SQLer 生島勘富のブログ

　最初からこのネタか（苦笑）
　最近、表現の自由について考えています。

　メディアはエロ漫画の規制についてゆゆしき問題と言います。

　しかし、そんなものは十分な規制をすべきでしょう。大人なら当たり前に分かる話。そんな当たり前の話が通用しなくなってこの国は大丈夫なのか？特にエロは子供の目に届くところにおいてはいけません。大人はそういうものを見てる子供を見つけたら、強く愛を持って叱るべきだ。罪悪感を植え付ける必要があるでしょう。

　子供はあらゆる方法を使って、そんな大人の目を盗んで見ればいい。見るなと言っても見たくて仕方がないのだから見ればいい。

　罪悪感を持って見ることが重要なんです。

　「ドラえもん」も「アンパンマン」も、どんなに嵌っても「実在する」と思う子供はマレで、思っていたとしてもある年齢になれば「実在しない」と理解できるようになる。

　エロは逆なので、本当に勘違いするガキンチョが出てくるんです。

　逆というのは、体の変化が本当に漫画チックに起こるということ。みんな経験して大人になったのになんで分からないのかな〜。初めて夢精したり、初潮を迎えたりしたら、アンパンマンのクビすげ替えぐらい「なんじゃこりゃ〜」ってびっくりするでしょう。そんな変化が誰にも起きるんです。

　女性のことは分からないので男性目線で書くと、今まで自分の体は漫画とは違ったのが、夢精したりすることによって、漫画と同じになったと、驚きと快感をもって体感することになります。そのとき、異性の方も漫画と同じと考えない保証はあるでしょうか？かなり高い確率（と言っても数％ぐらいでしょうが）で「レイプされた女性が喜んでいる」って考えても不思議はないのです。子供の成長には個人差があるので、どの段階なら勘違いせず受け入れられるかは分かりませんが、早い段階で見せることはとんでもなくまずい。

　我々以前の世代は、エロといってももう少し穏やかな表現だったし、一定の罪悪感をもって隠れて見ていたので「異性の方も漫画と同じ」と感じた人は少なかったと考えている。そういうレベルにまでは戻すべきだと私は思う。

　線引きは単純に「表現しているものは何か」でよい。性的興奮を煽るセックス産業として存在しているなら十分な規制のもとで必要悪として行えばよい。性的興奮を煽るためではなくどうしてもエロが表現として必要なときもあって、それが理解される書き方であれば受け入れられるでしょう。

　そんなものは常識で判断すればいい。常識・節操がなくなったから規制が入るわけで、これはメディア側の自業自得でしょう。明確な線引きがなければ分からないというのは子供の理屈ではないか？「しずかちゃんの入浴シーン」とか持ち出した人もいるようだけれど、大人の判断はでけんのか？

　本当に馬鹿げた議論だと思う。

　さて、私は @IT でコラムを書いていてクビになったのですが、理由は私の書いたことが誹謗中傷に当たるとのこと。

　私は特定の技術を選ぶのに、職業的な使命に沿って選ぶべきで、技術者の好き嫌いで選んではいけないと主張してきた。私がSQLが好きだから「みんなにやるように！」と言ってるのではなく、職業SEにとって工数とパフォーマンスを上げるというのは、最も優先されるべき使命で、その使命に忠実であるならば、SQLのスキルを上げることが一番であると言うことを書いてきた。

　社内SEは技術を追求するよりも、今ある技術で業務をつつがなくこなすことが重要と書いてきた。

　それを踏まえて、社内SEをオブジェクト指向言語ができないことを理由に攻める（他人の人格とかほっとけ）一方で「SQLなんて変な言語イヤだ」「複雑なSQLはできる人が少ないから使うべきでない」と、できない技術者の理屈を持ち出すのはダブルスタンダードで、職業的な使命から考えるとおかしい。そんな理屈の通らないことを言うのは技術者とは呼べない。カスだ！クズだ！と書いたわけです。

　これって特定の個人を誹謗中傷しているのではなく、「人殺しをするような人間はクズだ！」ってのと変わらない。でも、誹謗中傷だと感じた人が多かったのだろう。つまり、オブジェクト指向言語が分からない社内SEは攻めるけれど、自分はSQLはできないし、できるようになる気もないという人が多いということの証明だろう。

　私の書き方が下手糞なんだろうけれど、私は誰を誹謗中傷したのか、それともただの言葉狩りだったのか、判然としなかった。私に対しては明らかな誹謗中傷はありましたけれどね。

　エロが目的なら規制すべき、誹謗中傷が目的なら規制すべき。しかし、このような技術者は非道くないか？という非道さの表現として使っている言葉が問題なのか？それが問題なら言葉狩りじゃないのかと思う。

　まぁ、不愉快だという人が多かったのだからクビで良いのですけど。

　とにかく、このブログは、RDBMSを使う以上、SQLが高いレベルでできる必要がある。高いレベルでできるようになるにはどうすればよいのか？ということを中心に書いていきたい。

　※ 敢えて「攻める」としています。